前世療法は信じていいのか?

前世療法とは、催眠療法の一つです。
前世と言うものが存在することを前提にして、今現在の精神的なストレスは前世の自分が影響している、という考えだそうです。

一時期、前世ブームがあり注目されましたが、この前世療法には多くの批判があり、効果のほどは疑問視されています。私どもも科学的なエビデンスが存在しないこの手法には懐疑的な立場をとっています。

この前世療法が批判させるポイントはいくつかありますが、最も多いのは「前世の人物像が不自然」という事でしょう。
前世療法では、クライアントを催眠状態にして一時的に前世の自分に戻すような作業をします。その時に当然、「私は○○です」などと自身が何なのか(=前世の自分)を語ります。ある研究では、70%以上の確率で前世が貴族だったり、有名な人物(の末裔)だったりするそうです。当然人口比率から考えて99.99%以上の人が平凡な平民のはずであると考えると合点がいきません。前世でもなんでもなくて、映画などで見た情報の再構成にすぎないとの事です。

この前世療法は、前世がないことが証明できない限り、その有用性を唱える方はいるんだろうと思います。効果のほどを過剰に期待しなければ面白い体験かもしれませんね。

エビデンスに基づいたカウンセリングをご利用の方は、是非シナジーワークスにご連絡ください。

[:]