セクハラ、パワハラに代表されるような○○ハラスメントはもう一般的な言葉になって久しいと思います。
1989年の新語・流行語大賞でセクシャルハラスメントが金賞をとって以来、社会的にも認知され会社や団体としても、個人としてもハラスメントへの意識は大きく変化してきました。今回は、そんなハラスメントについて掘り下げたいと思います。
これはハラスメント?コミュニケーション?
現在では、「部下と親しくなる為に飲み会に誘いたいけど、これってパワハラかアルハラ?」とか「セクハラを意識しすぎた男性上司が、逆に女性である私によそよそし過ぎる・・・」というような具体的なラインを模索されている声も多くきくようになりました(もちろん、あきらかにアウトなハラスメントも根深く残っていることは忘れてなりません)。
増えるハラスメントの種類
そんなハラスメントへの取り組みがある中で、実は巷では新しい○○ハラスメントが誕生しているようです。「セクハラ・パワハラの対策がようやく追いついたのに・・・」と思う方もいるかもしれませんが、新○○ハラスメントの中で特に新しい(認知度の低い)ものを紹介したいと思います。
ハラスメントの例
スメル・ハラスメント(スメハラ)
:香水・化粧品・口臭・加齢臭などで周囲を不快にさせること。
エイジ・ハラスメント(エイハラ)
:年齢を理由に嫌がらせをしたり悪口を言ったりすること。
ソーシャルメディア・ハラスメント(ソーハラ)
:立場上優位な人が目下の人に、SNSの友達申請やフォローを強要すること。
ブラッド・ハラスメント(ブラハラ)
:科学的な根拠が無いにも関わらず、個人の人格を血液型によって断定したり、攻撃すること。例「君はB型だから自己中心的なんだね」。
他にもたくさんありますが細分化が進み非常にたくさんありますので、今回はこれくらいにしておきたいと思います。
職場などで相手の心情を考慮できる、それを意識するということは大切なことだと思いますが、あまり「あれもダメ、これもダメ」では逆に生活しにくい環境になってしまうこともあります。「それはハラスメントだ!」と極端に強く主張・攻撃することをハラスメント・ハラスメント(ハラハラ)というのだそうです。
職場では、相手への配慮や気遣いも大事ですが、他所の妥協も必要なのかもしれません。
誰に相談したらいいのか
ハラスメントの問題やハラスメントを意識し過ぎるという問題は、職場内の非常に難しい人間関係をベースに発生します。
もちろん、職場の上司や先輩に相談するのも一つですが、外部の機関に相談するのもよいでしょうか。お勤めの企業に、外部の相談窓口があればぜひ利用してみましょう。
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