ポジティブ思考Positive Thinking

ポジティブな面を見つける

皆さんの周りに、始終悪いことばかり起こるのでは心配している人や、何をやっても上手くいかないと不満を口にする人はいらっしゃいませんか。日頃からネガティブなことを考えがちの人は、良いこと、悪いことが同等に起こっているにも関わらず、ネガティブな側面にばかり目がいってしまうという思考の癖を持っているようです。これに対しポジティブな行動が多い人は、悪いことが起こっても、その出来事に対して必要以上に重点を置かず、努めてポジティブな側面をみるようにしているようです。

バランスの良いポジティブな感情を持っている人は、ストレスにも強く柔軟に思考することが可能で、適切な意思決定を行うことが可能です。職場においては対人関係が良好で、上司や、周囲の人からの信頼も高く、いきいきと仕事をこなしている人が多いのではないでしょうか。皆さんもポジティブな人と一緒にいることで、元気になれる、というご経験をされたことがあるのではないでしょうか。

ここでは日常の中で、どのようにポジティブな面を見つけていくことができるのかを考えてみたいと思います。

比較しないこと

ポジティブに考えることを増やしていくためには、比較するという尺度を日常の中から払拭しなくてはいけません。私たちが人と比較する時、自分に足りていないものや、持てていない状況について悲観的に考えることを行っています。生活の中に、比較するという行為の比重が大きい人は、その分自分を悲観的に感じることが多くなります。ポジティブになるということは、「これでよい」と感じる自信、自己肯定感を強めることに他なりません。

ポジティブな面を見つけていくために、自分を尺度にして、他と比較しないということを実践していくようにしましょう。もし比較することが常になっている人は、比較しているという意識をもった時に、何についてどんな比較をしたのかを記録すると、あとで振り返った時に、自分の行為を客観的に俯瞰することが可能になります。記録の蓄積から、比較する行為を止めるという意識がでてくるかもしれません。

小さな充足感を大切に

ポジティブな面を見つけることがなかなかできない人は、大きな成果や高い理想を追い求めてしまい、そこに到達できていない自分にがっかりしてしまうことが多いようです。周りを見回せば、ささやかで充足できることがあるのに、そこに目を向けることがなかなかできないのです。

職場では評価に直結するプロジェクトなどに気をとられ、上手くいかないとがっかりして自分を責めてしまいます。このような日々が続いてしまうと、心身ともに疲れてしまいポジティブな面を見出すことも難しくなってしまうでしょう。もしこのようなことに心当たりがある人は、日常の中で少し気分が良くなったことを、眠りにつく前に考えることを習慣づけるとよいかもしれません。ささやかなことに充足感を感じられるようになると、自然とポジティブな面を見出せることになるでしょう。

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